瀕死日和

ゲーム録だったり読書録

久坂部 羊 「無痛」

ドラマ化が決まったという情報から読んでみようと思った作品

無痛 (幻冬舎文庫)

無痛 (幻冬舎文庫)

 西嶋さんが主演かーうーんーイメージがーとちょっと悩んだけど、作品自体はとても面白かったです。

 

刑法第39条にスポットを当てたテーマの作品なので、内容は重めだし表現もえぐい部分が散見されるので、さらっとは読めないし長いんだけど黙々と一気読みできた。

主人公が診るだけで病気とか犯罪性を見抜けるという設定は面白いし、設定が細かく作りこまれているので事実のように思えて面白かったです。しかしタイトルのせいで犯人がまるわかりやで!っと突っ込みたくなった。もうすこしタイトルひねるべきだと思いな。

読み終わってみると、いろいろ突っ込みたい部分もある。ヒロイン?にあたる女性に特に魅力がないし、話の発端になった14歳少女の扱いとかさ、なんなんよ、みたいな。あとオチね。ドラマではめっちゃ脚色されるんだろうなー。

 

まぁ医療系ミステリとしては良質だとおもいます。最後まで飽きずに読めるの大事。

続編が出てるそうなのでそれも借りてきた。楽しみ。

小野不由美「鬼談百景」「残穢」

時間ができたので久々に活字を読んでいる

 

手軽に読みたかったので久々に文庫本を購入

鬼談百景 (角川文庫)

鬼談百景 (角川文庫)

 

 本当に短い話ばかりの怪談集。サクサク読める。しかしさすがの文章力で読んでる最中はなんとなく背後が気になる気分にさせられます。

解説が稲川順二さんなんだけど「怪談に殺人鬼が出てきてはいけない」という話に妙に納得してみたり。面白かった。

 

そして関連作かつ映像化が決まっていると聞いたので、急いで図書館で借りてきた。

残穢 (新潮文庫)

残穢 (新潮文庫)

 この話の主人公が前述の怪談集を書いているという設定。なんだか妙にリアリティがあるというか、衝撃的な話ではないのに衝撃的というか。ホラーミステリーというよりかはホラードキュメンタリーに近い気がする。事実だったら怖いよなーみたいな。いや、もしかしたら本当に事実なの?みたいな。

 

久々の小野不由美作品、面白かったです。

 

血界戦線

アニメ最終回が放映されないので全巻大人買いしてみた

トライガンも途中までは集めてたんだけど、気が付いたら追っかけなくなって最終回だけは雑誌を立ち読みした記憶がだね・・・!牧師に入れ込んでいただけに途中で挫折したんだよね・・・まあ、そういうことです。

血界戦線スカーフェイスさん推しです。あ、好み変わってないな。

レオナルド君が非常にいい子でよいキャラですよね。あとソニック可愛い。めっちゃかわいい。一番好きなのはレストランの話かな。意外な人が意外な感じで出てくるのが面白い。あと妹な。もう10巻は名作だと思う。映画化希望。

きっかり10巻というのが集めやすさにも拍車をかけてますけどね!!

新しい掲載先も決まったので、以下続刊が待どうしい。

 

アニメはオリジナル要素を上手に組み込みつつ、原作のイメージを壊してないのですごいなぁと思う。春アニメで一番出来がよかったんじゃない?とか。まぁほかのアニメろくにみてないけど。EDがすごく好きで最終回ではどう使われるのかがめっちゃ気なるね。

人気作のようだし、ぜひ、残りの話もアニメ化して欲しいな。連続した話じゃなくて、短編メインのお話ですし何とかなるって私信じてる。

 

きのう何食べた? 10巻

まだ10巻なの・・・!?ってタイトル書いててちょっと思った。

きのう何食べた?(10) (モーニング KC)

きのう何食べた?(10) (モーニング KC)

 

新刊が出るとうれしくなる作品の一つ。毎巻とても面白くて本当好きです。あとメニューに困ったときはとりあえずこれを読む。助かるわ。

今回はジルベールの謎に迫ったパンケーキ回がお気に入りです。あとケンジのイメチェンね。ちょっとびっくりした。次巻の表紙が楽しみ。

 

本編中では少なくとも10年近くの年月が流れてることになってるんですね。そう思うと早いなぁ、10年とか思ってみたり。

 

アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン

見てきましたアベンジャーズ映画。

前評判および興行収入通り大変面白いアクション映画でござった。

以下、見てない人には何も伝わらないであろうざっくりなネタバレ感想。

 

 

前提としてキャプテンアメリカのウィンターソルジャーを見てると話が分かりやすい。あの話直後というか、あの話でシールズがゲフンゲフン。あと双子がよく出てくるからね。ああ、あの子達か!的な感慨がある。あときっとマイティ・ソーの2も見てるべきらしかったね。見てなかったのでロキの杖に関してはなんじゃそりゃってちょっと思った。

 

本編。

相変わらずキャプテンは男前だなぁと。アベンジャーズの良心。

予告でよく出てくる雪山で全員同時ジャンプはかなり冒頭のシーンなので「ああ、これですね」的な。

いつの間に立ってたのロマノフとハルクのフラグ。てっきりロマノフさんはホークアイさんとフラグ立ってるのかと思ったわ。というかホークアイお前っ・・・!!ってなった。おったんか、お前女おったんか!みたいな。

あとスタークさんが懲りなさすぎて戸惑う。お前また!って映画見ながら口に出てた。

ジャービスがいなくなったかと思ったらヴィジョンになるしさ。思った以上にヴィジョンが出番がないね。

メインの敵であるウルトロンさん。お前思いっきりスタークの影響受けまくりじゃないのよ。後半になるにつれ、私たちが見ているものは果たしてアベンジャーズなのでしょうか、気持ちはトランスフォーマーなんですけどな気分。ウルトロンさんの形状、メガトロンに似てない?

あと双子。まさかの片割れ離脱に動揺。好きだったなのにな。

 

お金にはなるだろうけど、残ったメンバーのB級感ね。え、大丈夫?って言いたくなった。

 

突っ込むところはそんなもんですが、アクションも力入ってたし面白かったです。ヒーローものが好きなら一見の価値はあると思うよ。

今期のアニメ

血界戦線が鼻血が出るほど面白くて毎週の生きる糧です。OPもEDもたいへんよろしい・・・・!好き・・・!!暇があればエンドレスで見てる。録り貯めてるほかの作品見ろよ!って突っ込みを誰か入れて欲しいくらいにしょっちゅう見てる。だれが好きという一点集中ではなくみんな漏れなく好きです。

 

うたプリレボリューションは主題歌を最初聞いたときは某海賊コスプレ芸人しか出てこなかったんですが、何度か聞いてるうちに愛せる気がしてきました。ダンスが超うねうねしてて気になる。

 

俺物語は原作に恥じることなくクオリティを維持できてるんじゃないでしょうか。おもしろい。武男イケメン。

 

あとは正直ほとんど見てない(酷い)

映画「ベイマックス」を観に行ったら妖怪映画前売地獄を見てしまった

流行りの映画を見てきたお!

『ベイマックス』エピソード0

『ベイマックス』エピソード0

 

公開初日に行ったんですがね、この日って今話題の「妖怪ウォッチ」の公開初日でもあったわけなんですよ。私たちは午前10時過ぎの回を見るために9時半ごろに現場に行ったんですが、その時点でその日の妖怪ウォッチは昼間の上映回分は満席完売というありさま。並んでも見られないことに気が付いた家族連れが「だから早くって言ったのに!」的にザワザワしてました。18時以降の上映分もどんどん残り席数が減っていくのでスゲェーってなったわ。子供はみなジバニャンのポップコーンケースを抱えて3DSとにらめっこしてた。恐ろしい。恐ろしすぎるよ今の子供事情。入場特典のメダルがあるからみんな急いでたのねー。中学生以下にしか配ってないらしいので大きなお友達はどうするのかしら。

結構な人気作が公開されるたびに、販売形式に疑問が残るのよね。ずらずらとした行列が並んでいるのは対人販売カウンターのみで、タッチパネル式の自動券売機はガラガラ。券売機で買えばいいじゃん!と思われるでしょうが、みんな前売り券を持ってるんですよ。大人は400円、子供は300円ほど当日券で見るより安くみられるし、しかも特典付き。そりゃ買うよね。そんな前売り券を使うためにはカウンターに行かねばならぬ。今はネットで事前に席を変えたりしますが、それも現金かクレジット決済のみ。特典つきの前売り券を買った人は当然使えない。カウンター上に表示されている残り席数とにらめっこしながらイライラした様子で並ぶしかないわけですよ。

TOHO系が採用しているムビチケはシリアルコードでこの問題を解決してますが、T-JOY系が採用しているKINEZOはそういうシステムを採用していない。すごく不便だともう。ムビチケが使えるようにすればいいのにね。映画という産業自体が落ち込んでいるんだが、なんとか全体で便利で簡単にお得に映画を見れるようにしないと意味ないよ、と前売り券を握りしめ行列に並んだのでありました。

 

 

 

 

 

前置きがながくなりましたが、ベイマックス。とても面白くいい映画でした。

CMなどではまるで「泣き」映画のように演出されてますがあれは「燃え」映画!ディズニー映画で「Mr.インクレディブル」とか好きな人は絶対に好きだと思います。原題が「Big Hero 6」であることでだいたい察して。

大ヒットした「アナ雪」の次であることにプレッシャーとかあったでしょうが、個人的にはストーリーとかキャラクターはアナ雪より良かったと思う。主人公もだけど、ベイマックスはホント一挙一動が癒しで面白かった。

エンドクレジット後に流れるラストのあれはよく意味が分からなかったけどさ(笑)

 

同時上映の子犬のごちそう?は犬を飼う人としてはどうなんよ?(笑)という内容でしたが、とてもハートフルな可愛い内容。

 

大人が見ても子供が見ても面白いので、ぜひ見にいけるチャンスがある方はお勧めですよ!年の瀬にいい映画が見れたわー!!