瀕死日和

ゲーム録だったり読書録だったり感想いろいろ

西洋骨董洋菓子店

読んでる漫画はたくさんあるんだけど、私はとにかく「おもしろい」という語彙の足りない感想しか思いつかないし、関係ない話題に飛び火する傾向があるのであまり書いてないだけである。

 

実は有名どころ過ぎてずっと読んでなかった作品。文庫が出てるので買おうと思ったけど、近所の本屋になかったので中古の全巻セットを200円でゲット。

西洋骨董洋菓子店 (1) (ウィングス・コミックス)

西洋骨董洋菓子店 (1) (ウィングス・コミックス)

若かりし頃、古本屋で立ち読みしたことがあるので何となく記憶はあるが、よしながふみ作品を立ち読みで理解しようなどと片腹痛い所業であったと今更ながらに思う。語るまでもなく語りつくされてるけど良作でした。考えさせられることも多かったし、キャラクターもみんな愛おしい。

 

有名作家とか有名作品とかなんとなく嫌煙しがちな私ですが「まんがキッチン」という文庫を読んだきっかけで、ああ作りたくようなお菓子が載ってるんだちゃんと読みたいなーと心の隅に引っかかってたんだよね。

まんがキッチン (文春文庫)

まんがキッチン (文春文庫)

 この作品自体も超かわいくて読みごたえがある。大判は場所をとるので文庫で揃えたい。

 

イケメンがケーキ屋をやっていてホモがいるという記憶は確かでしたが、描かれている人間関係は複雑で切なかった。清涼剤なエイジ君が好き。内容はあまりに有名すぎるのであえて私が説明する必要はないが、友情でも愛でもない縁でつながることができる関係があるというのは素晴らしい事だねっていう。

勝手な考えですが、こういう人間関係は男性同士でしか築けない気がするんですよね。女同士だとどうしてもネチネチとしたウエットな部分が露出して最終的にいい結果にはならない。男同士のドライでもウエットでもない関係性というのは憧れです。だから女子はホモが好き!というのは短絡的ですが根底にはそんな思いがあるような気がしてならない。しかしこれは昨今の百合アニメに通ずる「可愛い女の子はキャッキャウウフとしてるんだ!」みたいな男性側の理想は女側からしてみれば「いやいやいやいや」と高速で首を振りたくなるあれと一緒で、男性側からしてみれば「ないないない」ってやつなんでしょうけども。

 

よしながふみ作品は読み返すたびに何かを学べそうな気がしてくるものばかりで、本当に素晴らしいなぁと思います。